大和ハウスリート投資法人

  1. ホーム
  2. 気候変動
  3. TCFD提言に基づく開示

TCFD提言に基づく開示

TCFD提言への賛同及びGX フューチャー・コンソーシアムへの加入

本資産運用会社は、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同するとともに、国内賛同企業により構成される「GX フューチャー・コンソーシアム」へ加入しています。

TCFDについて

TCFDは、G20の要請を受け金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金融機関における対応をどのように行うかを検討する目的で設立された国際イニシアティブです 。TCFDは、企業等に対して気候変動関連リスク及び機会に関する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」について開示することを推奨しています。
2023年10月をもってTCFDは解散しており、企業の情報開示の進捗に関する監督業務はTCFDからISSB(国際サステナビリティ基準審議会)に移行となっています。

GX フューチャー・コンソーシアムについて

GX フューチャー・コンソーシアムは、2019年に設立されたTCFDコンソーシアムの枠組みを引き継ぎつつ、2023年4月設立のGXリーグの一部機能を統合する形で、2026年4月に発足しました。GXに志を持って挑戦する多様なプレイヤーが緊密に連携し、先導的な役割を果たしながら円滑な資金供給と新たな需要創出に向けたルール形成を推進するとともに、その挑戦的な取組と成果を国内外へ戦略的に発信していくことで、社会全体のGXの実装を力強く牽引し、脱炭素と経済成長の好循環を実現することを目的とした組織です。

J-REITで初となるSBTi認定を取得

本投資法人は、2030年までにScope1・2のGHG総排出量を2020年度比42%削減、2050年までにバリューチェーン全体の総排出量ネットゼロを達成する目標を設定しています。これらの目標がパリ協定が求める水準と整合し科学的根拠に基づくものであるとして、2022年にSBTイニシアティブ(SBTi)の認定を取得しました。

SBTについて

SBT(Science Based Targets:科学的根拠に基づく排出削減目標)とは、パリ協定(世界の平均気温上昇を産業革命前より2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求することを目的とした国際的枠組み)に整合した水準で設定される企業のGHG排出削減目標です。一般に、目標の申請時から5~10年先を目標年とする短期目標に加え、遅くとも2050年までにネットゼロ(実質的な排出量ゼロ)を目指す長期目標が求められます。また、SBTiは、CDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)及び世界自然保護基金(WWF)が共同で運営する国際イニシアティブで、SBT目標を設定する企業を認定しています。

KPI・主な取り組み

項目 対象範囲 基準年度 目標年度 目標
GHG排出量
(Scope 1+2)
全物件 2020年 2030年 総排出量を42%削減

SBTi認定(2022年2月)

GHG排出量
(Scope 3)
把握可能な物件 2020年 2030年 総排出量を算定し削減

SBTi認定(2022年2月)

GHG排出量
(バリューチェーン全体)
全物件 2020年 2050年 ネットゼロ

SBTi認定(2022年8月)

TCFD提言に基づく開示

  • 本資産運用会社は、TCFD提言に賛同し、同提言に基づく気候変動に係るリスク管理や各種取り組みを推進しています。
  • 2021年10月に一部改訂されたTCFD提言及び新たなガイダンスを踏まえ、気候関連情報の開示を行います。
項目 主な内容
ガバナンス
  • 本資産運用会社は、「サステナビリティ推進体制規程」を制定し、社内体制やステークホルダーとの協働、情報開示方針等について定め、適切なサステナビリティ推進態勢の確保を図っています。
  • 取締役会は、サステナビリティ委員会からサステナビリティ関連課題(気候関連及び自然関連含む)についての報告を受け、進捗状況のモニタリング・監督を行います。
  • 本資産運用会社の代表取締役社長は、サステナビリティ関連課題(気候関連及び自然関連含む)について、取締役会における最高責任者並びにサステナビリティ委員会の最高責任者として、各種目標・施策の最終的な承認や取組状況の評価、見直しの指示等を行います。
ガバナンスについては、こちらをご覧ください。
  • 2017年5月に発足したサステナビリティ委員会を、2022年4月に正式な会議体に引き上げ、毎月1回以上開催することとし、サステナビリティに関する高い見識及び経験を有する社外専門アドバイザーを選任しています。
  • サステナビリティ委員会では、サステナビリティ関連課題(気候関連及び自然関連含む)の方針、戦略立案及び業務の執行に関する審議・決議を行い、3ヶ月に1回取締役会及び役員会へ報告し、取締役会の監督を受けています。
戦略
  • 本資産運用会社は、気候変動に伴う異常気象の増加や脱炭素社会への移行に関する社会的要請の高まりを踏まえ、本投資法人に及ぼすリスク及び機会を特定・評価し、その財務的影響を分析しています。
シナリオ分析については、こちらをご覧ください。
  • 本資産運用会社は、TCFD提言に基づき、1.5℃シナリオ及び4℃シナリオを用いたシナリオ分析を行っています。また、SBTi認定目標の達成に向けて、これらの分析結果も踏まえたロードマップを策定しています。
ロードマップについては、こちらをご覧ください。
リスク管理
  • 本資産運用会社では、気候関連のリスク及び自然関連の依存、影響、リスクを中長期的に事業への大きな影響を与えるリスクの一つと認識するとともに、リスクを機会としても捉え、全社的なリスク管理プロセスに統合し管理しています。業務に内在する気候関連のリスクと機会及び自然関連の依存、影響、リスクを正確に把握し、これらのリスク及び機会が実現することにより生じ得る損失及び利益を適切に管理するための体制を整備し、経営の健全性を確保し、業務の適正な運営に資することを目的として、「リスク管理規程」及び「リスク管理実施要領」を社内規定として定めています。
リスク管理については、こちらをご覧ください。
  • 取締役会は、別途定める戦略目標をふまえ、リスクの所在と性質等を認識したうえで、「リスク管理方針」に基づき、適切なリスク管理体制の整備を統括するものとしています。
  • 代表取締役社長は、大和ハウスグループの「リスクマネジメント規程」の定めに則り、全てのリスクについて責任を全うするとともに、適切にリスク管理体制を整備し、リスク管理を推進及び実施すべき責務を負うものとしています。
  • リスク管理に関する責任者であるコンプライアンス・オフィサーは、リスク管理方針に沿って、リスクの種類に応じた測定・モニタリング・管理等の手法を構築し、その実効性を確保するための社内規定を整備するものとしています。
指標と目標
  • 本投資法人では、 2030年度に2020年度比でGHG総排出量を42%削減することを目標に掲げ、SBT1.5°C目標としてSBTiからJ-REITで初めて認定を取得しました。さらに、 2050年度にネットゼロを長期目標に掲げています。
  • 内部炭素価格を20,000円/t-CO₂で設定し、低炭素化推進工事に対するインセンティブ付与、投資の意思決定の指針及び将来のコスト増加に関するリスクの特定に資する参考指標として活用しています。
指標と目標については、こちらをご覧ください。
  • 保有物件の環境負荷低減の取り組みについての客観性、信頼性を高め、中長期的な資産価値向上を企図して、第三者による外部認証及び評価の取得を進めています。 保有物件における環境認証の取得割合(延床面積ベース)を2030年度までに75%以上に引き上げていく方針です。